初心者にもやさしいインタフェース

naoyaのはてなダイアリー - インタフェースの話


どんなに不慣れな人でも、更新直後の画面がそういう動きをするということを一回か二回経験すればそれは理解できると思うんです。

説明文を出すのは論外として、各 Web サイトごとに学習が必要になるインタフェースは失敗だと思う。無数の Web サイトを閲覧する上で、それぞれの使い方を覚えさせることは現実的ではない。

初心者にもやさしい、上級者にも使い易い、と考え出すと難しくなるが、インタフェースがアフォーダブルであれば、自然と使い方が導かれるはずである。しかし、インタフェースのアフォードを受け取るためには学習が必要になる。ならば、実生活で起こり得易い状況を再現できれば、初心者、上級者の区別なく、人間にとって使い易いインタフェースが作り得るのではないだろうか。

などと色々考えてはみたものの、新しいデスクトップアプリケーションを使うときは必ず誰かに教えてもらわないと使えない父も、なぜか Web アプリケーションは割と何でも使いこなしてしまう。デスクトップアプリケーションを使うときの、怖々と扱うような素振りもない。想像に過ぎないけれど、 Web ではアクションが限られていて (下線のついた青い文字をクリック、へこんだように見える箇所に入力、ボタンをクリック) 、かつそれが想定外の動きをしないから、怖がらずに使えるのだろう。


プログラマはコンピューターの扱いになれているから、そうでない人が使うためのインタフェースを設計することができない、みたいな話をときどき耳にしますが、僕はそれに懐疑的です。

この点には同意で、むしろ様々なアプリケーションを使っており、多くのアプリケーションで共通する「当たり前の動き」を想定することが容易である、というアドバンテージはあるのではないかと思いたい。

メモ程度に。