ブクマ or トラバ論争における「 Web 」というコンテンツ
ブックマークかトラックバックか? - Ogawa::Memoranda
Permalinkの所有者は、閲覧者の都合などということには関心がなく、ブックマークにしろ、トラックバックにしろ、コメントにしろ、リファラにしろ、閲覧者の反応の検出量を最大化でき、検出の遅延時間や手間を最小化できるメッセージング方式であれば(おそらくそれが共通の要求であろう)なんでもよいのである。
言及者は閲覧者の反応の検出量を最大化
には関心がないだろう。反応の検出量を最大化
することが目的なのであれば、言及者の都合の良いものを提供することが最も近しい解が得られるのではないだろうか。
それは、元のPermalinkに対して本来送信されるべきトラックバックが「ブックマーク」というIndirect Permalinkに横取りされてしまうということに他ならない。
とあるが、場合によっては Direct Permlink に限定することで言及数が減少することの方が不利益だろう。*1
はてな文化におけるトラックバックは、言及者側には「俺こんなページに言及してるんだぜ」アピールを、また被言及者に対して言及があったことを通知するものになってしまっている気がする。
一閲覧者のかなり傲慢な考えで言えば、そういったやり取りのために無駄なリンクが発生するのは邪魔なだけである。そのため、
ついでに普通にブックマークしただけでもトラックバックを送り付けるという仕様にしてしまうということも検討に値する。
という意見には賛成しかねる。それぞれの利点を全て殺した、思考停止的結論ではないだろうか。
元記事に対して、興味を持ったのか、意見を述べたいのか、その記事を読み新たな考えが生まれ、それが元記事を読んだ人にも有益であると思うのか。その使い分けはそれほど混乱するようなものなのだろうか。
被言及者、言及者、閲覧者が、それぞれの利益のために「 Web 」という巨大なコンテンツを作ることを意識すれば、自然と答えは見えてくるように思う。*2
*1:というかそこまで閲覧者 / 言及者の反応が気になる被言及者はソーシャルブックマークもまめにチェックしてそうだし
*2:なんかとんでもなくえらそうな物言いになってしまって申し訳ない限りですが、そういう意識の元作られるリンクってすげー面白そう、くらいな感じで ...
非登録制 SNS
- 個人のページを誰でも作れて
- この人とこの人友達だよね、つーのも誰でも登録できて
- そこにその人に関連する Feed データ ―― blog, SBM, Flickr ... ―― を登録して
- その人の Feed データ、その人の友人の Feed データを参照できる
というのをあとで作る。
何かの情報を得たいとき、それを追いかけるよりも、それを追いかけている人を追いかけるほうが効率が良い。
Web 全体から情報を探すより、 SBM で誰かが興味を持ったという付加価値がついた情報を探すほうが効率が良い。その誰かが、その分野に精通している人に限られていれば、より精度が高い。
現状では、その情報を追いかけている人を知っていなければならない。
それを、ある人の交友関係、という形で探すことができる。
また、その人を知っていても、他のサービスでどんなアカウント名を使っているかを知っていなければならない。
その人の情報は、ここを見れば全てある、という状況であれば楽である。
はてなではそれを実現できるような気がするが、はてなのサービスを利用する必要がある。万人にとって使い易いシステムを作ることは不可能であると考える。閲覧者側に利益があっても、発信者側の利便性が損なわれ、発信される情報が限られるのは多大なる損失である。
自分が使う道具は、馴染むものを自由に選択したい。好きな道具を使っても、今ならば大体のサービスで自由にデータを扱えるようになっているのだから、それを使う。閲覧者側も、好きな道具で閲覧できる。
ずっとぼんやり考えていたのは大体こんなのだと思う。今となっては恥ずかしいだけのこの ID を取ったときに作っていたのも、基本的にはこういう発想に基づいた blog サービスだった。多くの人が使わなければ意味が無いが、多くの人に使ってもらうには、本質ではない部分 ( blog のユーザビリティ等 ) が鍵になってしまっていた。今ならこういう形で作れる。いい時代になったものだ。
非登録制 SNS と銘打っているのは、
- SNS 上でそういう追いかけ方ができればいいなー
- 人の交友関係から生る情報って結構有益だよなー ( 人の友達の日記とか見たい )
- RSS Rolling 然り
- あー別にそういう情報載せるだけなら、本人が登録しなくても見たい人や知ってる人が登録すればいいじゃん
と思ったことによる。特に SNS である必要はあんまない。
ぼんやりとしかないのをことばにするの難しい ... 。支離滅裂ですみません。したからにはいい加減作ろう。 ( 構想 3 年 ... )
GREE って不透明?
久々に開いたついでにリファラを見てみたら、「 GREE+機能 公開しない」で検索されていた。な、何を知りたかったのだろう ...
外から見てるときは出されている情報が少なくて困っていたのですが、最近人も増え、アウトプット方面にも手を広げられるようになりました。でもやっぱり、今でも外から見ると不透明なのでしょうか。
GREE からのお知らせコミュニティ とか 新しくなった GREE マガジン とかをよろしく。
Wiki Smart Editor
というわけで 個人用の Wiki にある anteroom/** の中からひとつ。
- Wiki を画面遷移なしで編集
- Ctrl + Click した場所のヘディングエレメントからヘディングエレメントまでが編集対象
- 既存の Wiki で使えるように
- できれば Greasemonkey とかでできたらいいなー
というものをあとで作る。
弊社は何でもかんでも Wiki に突っ込んでいるので、より簡単に編集するためにみんなが色々弄ってて結構面白いことになっています。リストを Drag & Drop で編集するものは先に作られてしまったし ...
ていうかほとんどできてるんだしどうでもいいとここだわってないでさっさと使える状態にしないと。
あとで作る
「あとで読む」や「あとで書く」が話題になっているようですね。
そもそもこの anteroom という名前は、「控え室」という意味。作りたいものを溜めておく、作るためにヒントになりそうなことを溜めておく場所という意図が含まれています。
ということはこれって「あとで作る」なのなのだろうか。 *** についてあとで作る、と宣言しておいて公開する、みたいな。
趣味で作っているものは、期限がないためにずるずると完成を遅らせてしまい、結局途中で飽きてしまい作らないこと、そういうものを作っていたことさえ忘れてしまうことがあります。
とりあえずでもいいから動くもの、出せるものを作るために、宣言しておくのもいいかもしれません。未来の日付にしておいて、その日までに作って *** 作りました記事に差し替える、とか。
何より人が何を作ろうと思っているか見てみたい。
それを見て誰かがさっさと作っちゃっても怒らない、拗ねない、凹まないことが肝要。
優れたデザインはデファクトスタンダードを超えるか
Lucky bag::blog: 見栄えと使い勝手の良いフォーム
Web システムを作るうえで欠かせないもの、最も重要である箇所にも関わらず、フォーム周りのデザインは作りこまれていないことが多い。
サイトの見栄えを CSS でレイアウトしていても、意外とフォーム周りのスタイルは作り込みされていなかったりってのは結構ある、と言うかほとんどな気がしないでもない。
その理由のひとつには、フォームやボタンのスタイルを変えないことや、青文字+アンダーラインのスタイルを保持することで、これがフォームやリンクであることが直感的にわかるということが挙げられるのではないだろうか。
しかし、参照先で紹介されている SpapTax は、そんなことは気にもならないほど良くできている*1。
入力項目のフォーカスによって、出てくる説明文が切り替わるため、今何を入力すればよいのかという情報をストレスなく得ることが出来る。
デファクトスタンダードだから、変えないほうが良いという思考停止。ユーザにとってより良いインタフェースは、いくらでも作り出すことができるのだ。
*1:個人的な好みでいえば、エラー時にフォーカスを外すことを許さなかったり、右クリックできなかったりというのはやりすぎな印象も受けるが。